会長あいさつ

少年少女レスリング連盟の軌跡 全国少年少女レスリング連盟 会長 今泉 雄策

少年少女レスリングがここまで立派に発展したのは、長い歴史と多くの情熱ある各地の指導者に支えられてきたからです。少年レスリングの歴史は古く、昭和30年代から山口県の斉藤道場や高崎市の桜井道場などで柔道家がレスリングの練習を開始しております。

さらにさかのぼれば、1937年の朝日新聞に「小學レスリングけふ日米第一戦に公開」と大見出しで掲載されております。75歳の私が生まれる前の出来事です。早稲田大学と慶応大学を中心に行なわれた日米レスリング大会に、早稲田の鶴巻小学校の生徒が早稲田大学で練習をして日本初の少年選手として出場しているのです。

その後、少年レスリングは社会人レスリング連盟の傘下にありましたが、1984年に全国少年レスリング連盟を設立し、小玉正巳会長の下、全国組織として自立しました。ルールは現在に至るまで変更する必要のない分かりやすいものを作りました。

少年レスリングが発展を続けた要因は、なんと言っても各地に熱心なレスリング指導者が沢山いたということです。高校を出てからもレスリングへの思いを持ち続け、あるいは大学を出て地元に帰り、レスリングに何らかの形で関わりたいと思っていたレスリング愛好者が少年レスリングクラブ運営に情熱をそそいだのです。学校教育の枠ではなく、個人のボランティアや、あるいは町の支援で、着実に発展して参りました。

少年連盟出身選手は吉田沙保里、伊調馨、小原日登美に象徴されますが、今後の世界選手権でも少年出身の多くのメダリストがうまれることでしょう。2014年ウズベキスタンで開催される世界選手権には、(公財)日本レスリング協会のご配慮で少年連盟から澤内和興(青森)、柏木景岳(長野)、髙村行雄(島根)、さらに各地の少年クラブの指導者が選手団役員として派遣されます。これは誠に喜ばしい限りです。今後も多くの皆様の意見を取り入れて、揺るぎないNPO全国少年少女連盟に発展させてゆく所存です。

2014年7月

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