1マットおよび補助マットの点検
2競技者の点
レフリーはマットの中央に位置し、笛を吹いて両競技者をマット中央に呼び、次にあげる点検、判断、確認を行う。
- 身体に油、または汗がついていないか。ついていれば拭くように指示する。
- シングレットの破綻(はたん)や色別の点検。
- 金具が表面に出ていないかどうか、シューズの点検。
- 対戦競技者の確認。
3競技者への指示
競技者の点検が終了後、レフリーは両競技者を握手させ、試合開始の合図を待たせる。
少年少女レスリング競技の審判は、レフリーとジャッジ、およびコントローラーの3名で行います。特にレフリーは、安全に試合が行われるよう細心の注意をはらうとともに、自信をもって正確に判定しなければなりません。
レフリーはマットの中央に位置し、笛を吹いて両競技者をマット中央に呼び、次にあげる点検、判断、確認を行う。
競技者の点検が終了後、レフリーは両競技者を握手させ、試合開始の合図を待たせる。
レフリーは、笛を吹き、試合を開始する。
場外の場合、レフリーは笛を吹き、試合を中断する。その後、両競技者をマットの中央にもどし、試合を継続する。 場外退避と判断した場合は時計を止め、注意を行う。
出血や怪我で試合を継続できないと判断した場合は、試合を止める。
試合は笛の合図によって行われるので、適時、はっきりとわかりやすく吹くこと。
得点の表示は、得点した競技者と同色のリストバンド(赤または青)をつけている腕を上げて行う。
ニアフォール体制になった時、審判員は直ちにカウントを始める。(ただし、レフリーはフォールに注視し優先する)5秒継続したとき3点、5秒未満なら2点を表示する。
反則行為があったとき、審判員は試合をすぐに止め、反則者及びセコンドに注意し試合を再開する 反則が繰り返され、二回目の反則による注意場合、ペナルティー相手選手に1点の加点を宣告します。悪質な反則に対しては3点の加点または、コントローラー・マット長・審判長に確認して失格があり得ます。
レフリーは消極的な選手に対し”アクション“の発声をし、積極的に攻撃するように指導する。
また、スタンドレスリングにおいて、ゾーンに足を踏み入れた選手に対し「ゾーン」の発声をし、中央へ戻ることを指導する。
なお、試合中に試合を一時中断する時には、笛を吹きながら手で「T字」を示し、計時係りにタイム・アウトを指示する。
片手でマットを2度たたきフォールを確認したら、同時に笛を吹いて試合を終了させる。
試合時間終了のブザーが鳴らされたら、笛を吹いて試合を終了させる。
試合が終了後、両競技者と握手を交わし、コントローラーの合図とともに勝者の片腕を高く上げて勝者の宣告を行う。
勝者の宣告が終わったら競技者同士に握手をさせ、対戦相手のコーチと握手するように指示し、確認後に退場させる。
計量時にメディカルチェックを行い、感染する皮膚病など(白癬菌、トビヒ、水いぼなど)が認められた場合は、出場できない。なお、アトピーなどの感染しない皮膚病の選手は、皮膚科の医師の診断を受診し、診断書を提出する。また、医学的に支障がある場合も同様。ただし、診断書がある場合でも該当ドクターの判断により出場を認めない場合がある。
試合中ならびに大会開催中に本書が想定していない不測の事態が発生した場合については、コントローラーまたは審判長の判断により試合・大会を運営するものとする。